ロウバイ 【 蝋梅
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 東京都 神代植物公園・1月10日撮影
写真は、ソシンロウバイ(素心蝋梅)です。
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蝋細工のごとく甘く匂う
早春に花を咲かせる木のなかでは、このロウバイの花がいちばん早いといってよいだろう。東京あたりでは、ふつう1月中旬ころから咲き出す。中国から渡来した花木で、日本の野山に野生の木は見られないそうだ。 まだ緑の少ない早春に、葉に先だって咲く黄色い花はよく目立つ。木の高さも2〜3mほどなので、庭木として珍重され、公園や植物園などにもよく植えられている。 早春の日だまりに、梅の花より甘く、よい香りが漂う。ただし、枝ぶりはただ小枝がはり出すばかりで、まとまりも趣もなく、写真にするにはどうも泣かされる。 春先の木の花には、なぜか黄色い花が多い。ロウバイのあとには、マンサク、ダンコウバイ、サンシュユ、クロモジ…と、黄色い木の花が続いていく。 蝋梅という名は、花弁が蝋細工のように光沢があるからとか、蝋月(旧暦12月)から咲き始めるからとかの説がある。
今年も、花の撮影ごよみはもうスタートしているといってよいのだか、まだ1回も撮りに行ってない。車も交通事故でブッ壊されたままだし、毎日整骨院通いの身としては、そうそう出掛けられない。事故の事後処理もこじれたままで進展なく、あまりの理不尽さとバカさかげんに交渉するのもイヤになる。いささか気が滅入ってしまうのです。 そんなときは重なるもので、わが家の冷蔵庫が、昨晩、突然のことではありましたが実に静かにご臨終遊ばした。でも、なんと! 驚くなかれ! ビックリするなよ! 24年間も使ってきたのです。もう、表彰ものです。ご苦労さんでした。合掌。 いくら真冬だとはいえ、冷蔵庫なしではいまや生活できないよな。 やはり、さっそく買わなければならないよな・・・、嗚呼。
(2001.1.31更新) |