カワヅザクラ 【 河津桜 】




東京都東村山市 都立狭山公園 太陽広場 2020年2月28日・撮影


春が来たようだ。花粉とコロナを連れて…、おまけに休校まで巻き込んで…。
さて、どうしよう? どうなるのだろう? まさか、まさかはないだろうが、漠然とした不安が音もなくひたひたと打ち寄せているように感じられるのは、私だけの錯覚というか、取り越し苦労なのだろうが…。


カワヅザクラは、ソメイヨシノのお父さんであるオオシマザクラ(大島桜)と沖縄の山などに生えるカンヒザクラ(寒緋桜)の自然交雑種といわれている。
1955年(昭和30年)、伊豆の河津で発見されたという。その後増殖され、河津川の川岸に植えられて、桜並木が作られた。
2月頃に開花する早咲きの桜で、花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃い。花期は1ヶ月くらいで長い。
かつては伊豆の河津に行かないとなかなか見られないものだったが、最近はあちこちの川岸や街路、公園などに植えられ、よく見かけるようになった。一足早い春の雰囲気が味わえる。
 
 (2020年2月28日・更新)

伊豆・河津のカワヅザクラ





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