オオバナノエンレイソウ 【 大花ノ延齢草 】  



北海道旭川市東山 男山自然公園 5月8日・撮影


「桃栗三年片栗八年、大馬鹿ノ延齢草十三年」なんて言うらしいが…、 誰が? オレが…。
カタクリは種子から花が咲くまで8年かかるというのは科学的事実。しかし、オオバナノエンレイソウは何年かかるかはまだはっきりわかっていないようだ。自然状態のもので、種子から発芽して花が咲くように成長するまで、10年から15年はかかるといわれている。しかも、花が咲くようになってから、同じ個体が20年や30年は生き続け、毎年花を咲かせるそうだ。まさに「延齢草」の名にふさわしい。
北海道では、5月半ば頃に花の大群落が見られる。
3弁の花は北海道大学の校章のモチーフになっている。
また、北大恵迪寮の寮歌「都ぞ弥生」の4番に
、「雲ゆく雲雀に延齢草の 真白の花影さゆらぎて立つ」とあるのは、オオバナノエンレイソウのことだろう。
今回の撮影旅行では時期的にやや早く、花の大群落にはお目にかかれなかったが、清楚な純白の花姿を楽しむことができた。
 (2014.05.25更新)



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