手前のセリ科の白い花は、ミヤマゼンゴ(コ?)。高さは30〜70cm。葉は3〜4回ほど分かれる羽状複葉。花は複散形花序。「ゼンコ」だとばかり思っていたら、最近の植物図鑑では「ゼンゴ」になっている〜。 |
いつの間にやら恒例となった白馬岳夏山1人登山に、今年も行ってきた。 天気予報を見ながら、いつ晴れるだろう、いつ晴れるだろう、と待っていたが、なかなか真夏の安定した晴天にならない。しびれを切らして少し良さそうな予報が出た19日、栂池から登り始めた。 でも、雨つづきで、山小屋の食堂で、1人ビールばかり飲んでました。 相変わらずケチしてテント(ツエルト)を持って行ったのだが、初日の白馬大池で1泊(\2500)しただけで、あとは結局山小屋に素泊まり(\8000)の2泊連泊になった。(今年2021年から、北アルプスの山小屋料金は、テントも含めて大幅に値上がりした。) この先の天気もあまり良さそうでなかったので、清水岳へのピストンはやめにして、予定より1日早く猿倉に下山した。 雨が降ったら小屋に素泊まりして何日でもねばる、なんて1人豪語していたが、コロナ禍のこんなご時世では、山小屋に停滞していても、全然おもしろくもおかしくもない。なんか、盛り下がるだけで、はた目にはおかしな登山者に見えかねない。 そんなわけで、4日目の朝、雨の中、大雪渓をさっさと下山した。 小雪渓はすでになく、大雪渓も下部ではクレバスというより、大きな雪の陥没が口を開けていた。だから、だいぶ早めに右岸の地道を歩くようになっていた。でも、上りの登山者は取り付き点がわかりにくいのか、雪渓を直登して来ていた。危ない感じがした。 今年も、白馬尻(はくばじり)小屋は組み建てられず、まったく営業していなかった。鑓温泉小屋も営業していなく、そもそもこのコースは通行止めになっていて通れなかった。猿倉荘も今年から民間の白馬館に営業委託されたらしい。静かだった。この辺もいろいろ変わっていくなあ…。そうだ、去年まで営業を休止していた天狗山荘は、今年からやり始めた。 今年も、家人に猿倉まで車で迎えに来てもらった。超、楽である 新品おろしたてのMammutの登山靴は履き心地がよく、すいぶん助けられた。 蛇足ながら、今回も荷物の軽量化をさらに一歩進めた。ジェットボイルのガズバーナーを持っていかず、スウェーデン製トランギアそっくりの、中華製のアルコールバーナーに替えてみた。とにかく軽い。火力は弱いが、夏山だし、お湯を沸かしたりラーメン作ったりするくらいなら何とかなる。結果的には小屋の素泊まりということもあって、何ら問題はなかった。今度からは、これにしよう。 |
(9月4日更新) |