『遍路の風景』 |
ここ阿津満屋のホダやういろや饅頭は、すごくおいしい。有名で、車がよく止まる。もちろんここの店の奥で作っていて、店の人はいつも忙しそうに立ち働いている。 ホダとは何ですか?ときいたら、「うう…、ホダはホダだよ!」と言われてしまった。蒸しパンのことのようだが、やはり少し違うような感じだという。 今日の行程の中で、道の駅神山からここまで約10kmほどあるが、その間売店や食堂は1つもない。鮎喰川沿いに、町や村や人家が結構あるのに、店がない。 13番大日寺手前のセブンイレブンまでは、このお菓子屋さんがあるだけだ。だからというわけではないが、ここでホダやういろうなどをたくさん買って食べる。うまいのだ。ホント。 |
この地蔵尊がある三叉路(Y字路)は左へ行く。 しばらく歩いてから一宮橋を左へと渡り、渡り終わったら今度は右へ曲がり、さらに100mくらい行ってから左へ曲がる。こんな説明をされても、分からなくなるばかりだ。 大日寺から常楽寺への遍路道はわかりにくい。 |
中央手前が通夜堂で、境内の真ん中あたりにある。ここに泊めさせてもらった。右が大師堂、左が光明殿で、写真には写っていないが、さらに左側に本堂があり、ご本尊の薬師如来をはじめとして七体が安置されている。だから、すごい顔ぶれに囲まれて眠ったことになる。 しかも、本堂の左側に広がる墓地を抜けると、県道30号が通っていて、そこは、ファミリーレストランやファーストフード店やがずらりと並んでいる。お寺の人が気易く教えてくれた。焼き肉、とんかつ、中華、ラーメン、コーヒー屋、お菓子屋など。食べ物にはまったく困らない。まあ、お金を出せばの話だが…。 すごい好立地で、きれいで、こぢんまりとしている快適な通夜堂なのである。 |
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